2024/02/01 更新

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イチカワ ミサキ
市川 実咲
Ichikawa Misaki
所属
医学部 法医学 助教
職名
助教
外部リンク

研究分野

  • ライフサイエンス / 法医学

経歴

  • 日本医科大学   法医学教室   助教

    2020年4月 - 現在

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所属学協会

  • 日本法医学会

    2020年 - 現在

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講演・口頭発表等

  • 溺死・非溺死における肉眼的剖検所見の統計的評価

    市川実咲, 崔范来, 金涌佳雅

    第106次日本法医学会学術全国集会 

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    開催年月日: 2022年6月

    会議種別:ポスター発表  

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  • 東京都区部における高齢者の浴槽内急死と入浴日の平均気温との関連

    市川 実咲, 金涌 佳雅, 崔 范来

    第88回日本医科大学医学会総会 

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    開催年月日: 2020年9月 - 2020年12月

    会議種別:ポスター発表  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • NMRモード解析による死後体液試料からの死因診断法の開発

    研究課題/領域番号:21K19676  2021年7月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

    市川 実咲, 平川 慶子, 金涌 佳雅

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    配分額:6370000円 ( 直接経費:4900000円 、 間接経費:1470000円 )

    異状死の死因診断において、薬毒物検査の検査はルーチン的に実施がなされている。それは異状死例において、中毒死あるいは薬毒物の影響・関与がある死亡例の取り扱いが多いことによる。法医中毒学の分野では、さまざまな分析技術が開発され、実務に応用されている。そのような中で、従来、有機化合物の分子構造解析等に用いられることの多い核磁気共鳴(NMR)分析技術を、純度や濃度の分析に応用する、qNMR法が開発され、実用されつつある。qNMR法では、定量分析に標準品が必要では無いこと、分析法によっては試料処理が不要であるといった利点があり、法医中毒学的分析への応用も十分期待できる。
    本課題では、解剖時に採取した血液試料等を対象に、qNMR法と従来の薬毒物分析技術により、定量分析を実施し、法医実務への有用性、定量結果の精度・信頼性などの評価・検討することとした。
    今後の研究をスムーズに進めるために当初の研究計画を見直し、新たに作成した研究計画について、東京都監察医務院についてはすでに承認を得て、サンプルの収集が可能とした。
    新型コロナウィルス感染症の蔓延による研究活動の自粛や本学におけるNMR装置および実験施設のリニューアル工事の影響を受け、本課題の研究は予定通りに進まなかったが、qNMR法を法医実務における新しい薬毒物検査技術として応用させるために解決すべき基盤的な課題について、検討を重ねつつ、qNMR法に必要な解析環境ならび試料処理の環境を整備した。精度の高い安定したqNMR計測を行うためには、マイクロ天秤の使用環境を整えるとともに、分析試料の質量測定を精度よく実施できるよう技術導入も図った。

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