2024/02/01 更新

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コバヤカワ　シンイチロウ
小早川　信一郎
Kobayakawa shinichiro
所属
武蔵小杉病院 眼科 病院教授
職名
病院教授
外部リンク

論文

  • 【今こそ学びたい!眼科手術手技のABC】白内障手術 超音波乳化吸引術(PEA),後嚢破損時の対処法

    前田 奈津子, 小早川 信一郎

    OCULISTA   ( 120 )   75 - 81   2023年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)全日本病院出版会  

    白内障手術の切開創作成,CCC,核処理,手術機器の設定について解説する.近年の白内障手術機器は前房安定性に優れており,ボトル高を下げても安全な手術を行うことが可能になりつつある.機器の進歩により白内障手術の安全性は高まっているが,確実な自己閉鎖創の作成,眼内レンズの効果を最大限に引き出すようなCCCの作成等,術者が気をつけるべきポイントは多い.また,硬い核,散瞳不良,チン小体の脆弱等の症例において,後嚢破損に至ることは誰もが経験しうることである.後嚢破損はいつでも突然起こり,それに備えて事前に準備・研鑽することは難しく,破嚢処理はどんな術者にとっても経験の浅い手術手技といえる.今回は後嚢破損における核の娩出と前部硝子体の処理に絞って解説した.(著者抄録)

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  • 前房型有水晶体眼内レンズ挿入眼に角膜内皮細胞密度減少と嚢胞様黄斑浮腫を来した1例

    前田 奈津子, 中島 大司, 宮田 康平, 小早川 信一郎

    眼科手術   36 ( 臨増 )   37 - 37   2022年12月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

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  • 繰り返す眼内レンズ脱臼に対して強膜内固定に糸張り法を追加して改善を認めた1例

    白 彩香, 有馬 武志, 中野 優治, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科手術   36 ( 臨増 )   123 - 123   2022年12月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

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  • 17歳女性の涙腺多形腺腫の1例

    渡辺 義浩, 村上 正洋, 許田 典男, 桑原 広輔, 根本 裕次, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科臨床紀要   15 ( 2 )   153 - 153   2022年2月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 同側眼に二度の外傷性眼球破裂をきたした1例

    中村 千晶, 有馬 武志, 中野 優治, 飛田 悠太朗, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科手術   35 ( 1 )   139 - 142   2022年1月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

    背景:外傷性眼球破裂は眼科緊急疾患のなかでもっとも予後の悪い疾患の一つであり、速やかな治療介入を要する。眼球破裂では、創傷を受けやすい眼球部位があることは知られているが、縫合治療後の創傷部の強度に関してはよくわかっていない。今回、同側に二度の外傷性眼球破裂を発症したが、二度目の創傷部が初回とは異なる部位であった症例を経験したため報告する。症例:94歳、女性。2020年8月25日、転倒による右眼球破裂にて日本医科大学附属病院眼科を紹介受診。2018年にも転倒時に右眼球破裂を起こし、他院にて強膜縫合術を受けた既往があった。同日、角膜・強膜縫合術を施行した。所見:鼻側角膜輪部強膜に裂傷、一部ぶどう膜脱出を認めたが、前回破裂部位の耳側角膜強膜には10-0ナイロン糸で縫合が密に施されており、同部位の眼球形態は保たれていた。今回の破裂部位に対して角膜・強膜縫合術を施行し、術後経過は良好であった。結論:外傷性眼球破裂の既往がある眼球に、再度外傷による破裂を起こした症例を経験した。前回、破裂を生じた強膜部位は二度目の破裂時には保たれており、縫合により強度が高められていると思われた。創傷部を適切に縫合することで外傷強度が向上することが示唆された。(著者抄録)

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  • 診断・治療に難渋したアカントアメーバ角膜炎の1例

    前田 奈津子, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    日本医科大学医学会雑誌   17 ( 4 )   264 - 264   2021年10月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：日本医科大学医学会  

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  • 黄斑ジストロフィを呈したm.3243A>G変異によるmaternally inherited diabetes and deafness(MIDD)の1症例

    大石 典子, 久保田 大紀, 武田 幸人, 林 美香, 後町 清子, 山木 邦比古, 小早川 信一郎, 五十嵐 勉, 高橋 浩, 亀谷 修平

    眼科臨床紀要   14 ( 7 )   455 - 456   2021年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 手術相談室 症例呈示 外傷性無虹彩・無水晶体眼に眼内レンズ二次挿入を施行した症例

    小早川 信一郎, 早田 光孝, 國重 智之, 森山 涼, 飯田 嘉彦

    眼科手術   34 ( 3 )   419 - 425   2021年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

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  • 黄斑ジストロフィを呈したm.3243A>G変異によるmaternally inherited diabetes and deafness(MIDD)の1症例

    大石 典子, 久保田 大紀, 武田 幸人, 林 美香, 後町 清子, 山木 邦比古, 小早川 信一郎, 五十嵐 勉, 高橋 浩, 亀谷 修平

    眼科臨床紀要   14 ( 7 )   455 - 456   2021年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 日本医科大学武蔵小杉病院における多焦点眼内レンズPanOptixの早期術後成績

    渡辺 義浩, 宮田 康平, 亀谷 修平, 高橋 浩, 小早川 信一郎

    IOL & RS   35 ( 2 )   264 - 269   2021年6月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局  

    目的:日本医科大学武蔵小杉病院におけるPanOptix挿入症例の術後成績について検討する。対象と方法:2019年10月から2020年4月に日本医科大学武蔵小杉病院眼科で行われた白内障手術症例のうち、PanOptixを挿入された23名39眼を対象に、術後1ヵ月の視力、焦点深度曲線、コントラスト感度を測定し、満足度調査を行った。結果:裸眼視力の平均値は、遠方(5m)0.90、中間(50cm)0.84、近方(30cm)0.53であった。焦点深度曲線は遠方と50cmにピークを持つ2峰性の曲線を示し、中間部の落ち込みは少なかった。コントラスト感度は全周波領域において40歳以下の正常範囲に収まっていた。眼鏡使用率は限定使用も含め35%であった。結論:PanOptixは近方30cm視力において、遠方視力や中間視力に比べやや劣るものの、患者の生活様式に適合する場合は有用であると思われた。(著者抄録)

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  • 虹彩離断に対し人工虹彩および多焦点IOL挿入を試みた1例

    笠松 桃子, 小早川 信一郎, 中島 大司, 宮田 康平, 高橋 浩

    眼科手術   34 ( 2 )   271 - 275   2021年4月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

    背景:虹彩異常に対し視機能改善を目的として人工虹彩を使用した報告が散見されるが、なかでも人工虹彩と多焦点眼内レンズ(IOL)の併用を試みた報告は本稿が初めてである。症例:35歳、男性。ボールが右眼に当たり受傷。右眼の虹彩断裂、外傷性散瞳、前房出血、硝子体出血、高眼圧症にて保存的加療が行われた。受傷後3ヵ月、白けた見え方が持続していたため、当院を紹介受診した。初診時、右眼の虹彩離断、外傷性散瞳、後嚢下白内障を認め、視力は1.0p(1.5)であった。右眼水晶体再建術および人工虹彩挿入術を施行、IOLはTFNT00(アルコン)を用い、人工虹彩IPS SE1(Ophtec社)を1枚、5時方向の虹彩離断を覆うように挿入した。手術1週間後、視力は0.3(1.2)、遠方、中間、近方視の違和感(waxy vision疑い)を訴えたため、右眼IOL交換術および同型の人工虹彩の追加挿入した。IOLはPCB00V(ジョンソン・エンド・ジョンソン)を用い、虹彩離断部と対側に追加の人工虹彩を配置した。手術後4ヵ月現在、視力は1.2p(n.c.)、自覚症状はやや改善した。結論:虹彩欠損や瞳孔異常を伴う白内障手術では、術後に患者が期待する程度の複機能を獲得できない可能性を考慮すべきであり、とくに多焦点IOLの使用を検討する場合には慎重に対処する必要がある。(著者抄録)

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  • High-resolution photoreceptor imaging analysis of patients with autosomal dominant retinitis pigmentosa (adRP) caused by HK1 mutation

    Daiki Kubota, Kaori Matsumoto, Mika Hayashi, Noriko Oishi, Kiyoko Gocho, Kunihiko Yamaki, Shinichiro Kobayakawa, Tsutomu Igarashi, Hiroshi Takahashi, Shuhei Kameya

    Ophthalmic Genetics   41 ( 6 )   629 - 638   2020年11月

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    掲載種別：研究論文（学術雑誌）   出版者・発行元：Informa UK Limited  

    DOI： 10.1080/13816810.2020.1810284

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  • 焦点深度拡張型眼内レンズSymfonyと3焦点眼内レンズFINE VISIONの術後成績の比較

    宮田 康平, 高橋 和久, 鈴木 久晴, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    日本白内障学会誌   32 ( 1 )   52 - 57   2020年6月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：日本白内障学会  

    目的:日本医科大学武蔵小杉病院におけるSymfonyとFINE VISION挿入症例の術後成績の比較検討。方法:2014年6月〜2019年7月に、日本医科大学武蔵小杉病院にて白内障手術を施行され、Symfonyを使用した症例45名71眼と、FINE VISIONを使用した症例51名83眼の術後1ヵ月後における裸眼および矯正での遠方(5m)・中間(60cm)・近方(33cm)の視力、コントラスト感度、焦点深度曲線を測定し、満足度調査を行った。結果:Symfonyの裸眼視力平均値は近方0.31(0.49)、中間-0.14(1.36)、遠方0.03(0.94)で、FINE VISIONは近方0.16(0.70)、中間0.12(0.75)、遠方-0.02(1.05)であった(logMAR(小数視力))。近方はFINE VISIONが、中間はSymfonyが良好であった(p<0.05)。コントラスト感度は、Symfonyは全視覚において40歳以下の基準内に収まっていたが、FINE VISIONは高周波領域において低下傾向を示した。結語:近方はFINE VISIONが視力良好であり、遠方から中間はSymfony、FINE VISIONともに良好であった。(著者抄録)

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    その他リンク： https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2020&ichushi_jid=J02566&link_issn=&doc_id=20200618200012&doc_link_id=%2Fen8hakun%2F2020%2F003201%2F013%2F0052-0057%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fen8hakun%2F2020%2F003201%2F013%2F0052-0057%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif

  • 筋電位および放出抵抗の測定によるプッシュ式プリロードIOLの評価

    島 奈津子, 浜島 由希, 宮田 康平, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    IOL & RS   34 ( 1 )   100 - 106   2020年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局  

    目的:プリロードIOL(p-IOL)挿入時の筋疲労を数値化する試みとして表面筋電位の測定、並びに機械的特性を評価するため放出抵抗を測定した。これらよりプッシュ式p-IOLの客観的評価を試みた。方法:4種のp-IOLを用いた。IOL挿入時の術者の前腕4ヶ所の表面筋電位を測定し、筋活動量(RMS)と、最大随意筋収縮時の電位相対値(%MVC)を求めた。また放出抵抗を経時的に測定してピーク荷重、平均荷重と荷重積分値を求めた。併せてプランジャーの押し出し距離とプランジャーヘッドの大きさを測定した。結果:RMSは短母指屈筋が最大(有意差なし)、手根屈筋が最小(p<0.05)であった。短母指屈筋においてRMSはYP2.2が最大、SZ-1が最小(有意差なし)、%MVCはPN6ASが最大、YP2.2が最小であった(有意差なし)。放出抵抗は有意差がみられた(p<0.05)。結論:RMSや%MVCと放出抵抗に相関はなかった。p-IOLの操作ではインジェクターの構造などが複合的に関与し、術者の身体に影響している。(著者抄録)

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  • Pott's Puffy Tumorを合併した眼窩蜂窩織炎の1例

    山本 真里奈, 高尾 和弘, 小倉 瑛里子, 浜島 由希, 宮田 康平, 若山 望, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    日本眼科学会雑誌   123 ( 臨増 )   312 - 312   2019年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公財)日本眼科学会  

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  • コンサルテーションコーナー 眼内レンズ(以下IOL)脱臼症例について

    鈴木 久晴, 飯田 嘉彦, 小早川 信一郎, 塙本 宰, 山根 真

    IOL & RS   29 ( 1 )   130 - 135   2015年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局  

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MISC

  • 連続焦点型眼内レンズTECNIS Synergyの早期術後成績—Visual Outcomes after Implantation of TECNIS Synergy

    中村 千晶, 宮田 康平, 渡辺 義浩, 前田 奈津子, 中島 大司, 小早川 信一郎

    IOL & RS = 日本白内障屈折矯正手術学会雑誌 : Japanese journal of cataract and refractive surgery / 日本白内障屈折矯正手術学会 編   36 ( 4 )   587 - 594   2022年12月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：杏林舎内「IOL & RS」編集事務局  

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  • 白内障術後の長期経過中に自然発生した後嚢破損により眼内レンズ落下をきたした2症例

    前田奈津子, 薫一帆, 小早川信一郎, 高橋浩

    日本白内障学会総会・水晶体研究会プログラム・講演抄録集   60th-47th   2021年

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  • 白内障手術切開創に対する灌流ハイドレーション法の定性的評価

    浜島 由希, 鈴木 久晴, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    IOL & RS   33 ( 1 )   119 - 123   2019年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局  

    目的:灌流吸引(I/A)チップからの灌流を用いる切開創ハイドレーションHydration Using Irrigation Port(HYUIP)法における角膜浮腫を定性的に評価すること。方法:フローレスブライトで染色した灌流液を用いて豚眼の前房を灌流した後、I/Aチップの灌流口を5秒ずつ切開創の左右と中央に押し当てるHYUIP法を行った群(H群)、27G鈍針でハイドレーションを行った群(N群)、行わなかった群(C群)の3群で、創口におけるフローレス粒子の拡散状態を細隙灯顕微鏡で評価した。結果:N群では局所的に強く角膜実質に浮腫が生じているのに対し、H群ではびまん性に弱く角膜浮腫が起きていることが観察できた。結論:通常の鈍針によるハイドレーションは過度の侵襲を起こしている可能性がある。HYUIP法では角膜実質に適度な浮腫が起きており、ハイドレーション方法として有用であることが示唆された。(著者抄録)

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  • Pott's Puffy Tumorを合併した眼窩蜂窩織炎の1例

    山本 真里奈, 高尾 和弘, 小倉 瑛里子, 浜島 由希, 宮田 康平, 若山 望, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    日本眼科学会雑誌   123 ( 臨増 )   312 - 312   2019年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公財)日本眼科学会  

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  • シャンデリア併用網膜復位術後に眼内炎を発症した1例

    有馬 武志, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科手術   31 ( 2 )   278 - 282   2018年4月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公社)日本眼科手術学会  

    背景:近年、網膜復位術に際しシャンデリア併用広角観察システムを用いた手術が広まってきた。裂孔とバックルの位置確認や、手術助手への術野共有において有効性が高い。今回、同方法による術後、細菌性眼内炎を発症した症例を経験したので報告する。症例:52歳、男性。2016年6月11日、左眼網膜剥離にて近医より紹介され、日本医科大学付属病院を初診。矯正視力(0.3)、左眼黄斑部を含む上耳側の裂孔原性網膜剥離と診断、同14日、シャンデリア併用網膜復位術を施行した。復位良好にて退院予定の17日に前房蓄膿、硝子体混濁が出現、感染性眼内炎と診断し、緊急で水晶体再建術、硝子体茎顕微鏡下離断術、硝子体腔への抗菌薬灌流を施行した。所見:バックル留置部網膜は復位していたが、シャンデリアポート部の硝子体混濁、網膜ダメージが強く、同部位からの感染が疑われた。初回術中にシャンデリアポートが脱落し、眼瞼に接着したことが原因と思われた。硝子体液よりcoagulase-negative Staphylococcus epidermidis(CNS)が検出された。術後、炎症は軽快し、眼内レンズ挿入術施行、8月29日現在、矯正視力(0.5)である。結論:シャンデリア併用網膜復位術を施行する際は、術中ポート作製部の管理が重要であることが示唆された。(著者抄録)

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  • 先天上斜筋麻痺に対する手術術式による上転障害の検討

    北原 由紀, 中山 滋章, 竹内 修子, 前田 沙恵香, 清水 愛, 岩本 雅代, 高橋 浩, 小早川 信一郎

    眼科臨床紀要   11 ( 4 )   302 - 302   2018年4月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 日本医科大学多摩永山病院における心因性視覚障害についての検討

    重田 奈美, 北原 由紀, 中山 滋章, 竹内 修子, 前田 沙恵香, 清水 愛, 岩本 雅代, 成田 衣美, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科臨床紀要   11 ( 4 )   301 - 302   2018年4月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • EX-PRESS併用濾過手術の中期術後成績

    島奈津子, 小早川信一郎, 北原由紀, 薫一帆, 中島大司, 中元兼二, 高橋浩

    眼科手術   31   2017年

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  • 日本医科大学多摩永山病院における弱視治療の統計

    前田 沙恵香, 北原 由紀, 中山 滋章, 安藤 恵里子, 大貫 二三恵, 竹内 修子, 高橋 浩, 小早川 信一郎

    眼科臨床紀要   9 ( 3 )   284 - 285   2016年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 白内障術後眼内炎に関する前向き多施設共同研究結果報告

    井上 智之, 宇野 敏彦, 薄井 紀夫, 小早川 信一郎, 市原 清志, 大橋 裕一, 白内障手術の術後眼内炎に対する前向き多施設共同研究グループ, 日本眼感染症学会, 日本白内障屈折矯正手術学

    日本眼科学会雑誌   120 ( 臨増 )   222 - 222   2016年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公財)日本眼科学会  

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  • 日本医科大学多摩永山病院で斜視手術を施行した患児の両眼視機能獲得

    北原 由紀, 中山 滋章, 安藤 恵里子, 前田 沙恵香, 清水 愛, 竹内 修子, 高橋 浩, 小早川 信一郎

    眼科臨床紀要   9 ( 3 )   285 - 285   2016年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • Unilateral acute idiopathic maculopathyの1例

    薫 一帆, 北原 由紀, 中山 滋章, 秋庭 幹生, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    臨床眼科   69 ( 9 )   1357 - 1362   2015年9月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(株)医学書院  

    背景:片側性急性特発性黄斑症(unilateral acute idiopathic maculopathy:UAIM)は,感冒様の症状に続き,健常な成人の片眼に急激な視力低下が生じ,黄斑部に黄白色の滲出斑が現れる疾患である。目的:UAIMと推定される1症例の報告。症例:38歳男性が左眼の急激な視力低下で紹介受診した。感冒様の症状はなかった。視力は右1.5,左0.15で,左眼の中心窩下に1.5乳頭径大の黄白色の病巣があった。光干渉断層計で網膜色素上皮の不整とIS/OS線の消失があった。フルオレセイン蛍光眼底造影で,早期では不均一な過蛍光,後期には組織染があった。UAIMと診断した。視力は1ヵ月後に0.5,2ヵ月後に0.9,4ヵ月後に1.2に自然寛解した。結論:急激な黄斑部の黄白色の滲出斑を呈する病変では,感冒様症状が先行しなくても,UAIMである可能性がある。(著者抄録)

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  • 日本医科大学多摩永山病院における斜視手術成績

    安藤 恵里子, 北原 由紀, 中山 滋章, 岩本 雅代, 清水 愛, 前田 沙恵香, 竹内 修子, 大貫 二三恵, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科臨床紀要   8 ( 7 )   511 - 511   2015年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 片眼の外傷性白内障術後無水晶体眼の弱視治療に遮光レンズが有効であった1例

    大貫 二三恵, 小早川 信一郎, 竹内 修子, 安藤 恵里子, 清水 愛, 前田 沙恵香, 岩本 雅代, 北原 由紀, 高橋 浩

    眼科臨床紀要   8 ( 7 )   514 - 514   2015年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 日本医科大学多摩永山病院で下斜筋後転法を施行された症例の検討

    北原 由紀, 中山 滋章, 安藤 恵里子, 岩本 雅代, 清水 愛, 前田 沙恵香, 竹内 修子, 大貫 二三恵, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    眼科臨床紀要   8 ( 7 )   511 - 512   2015年7月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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  • 遮光レンズが小角度の斜視の複視消失に有用であった2症例

    大貫 二三恵, 北原 由紀, 竹内 修子, 安藤 恵里子, 小早川 信一郎, 高橋 浩

    日本眼科学会雑誌   119 ( 臨増 )   289 - 289   2015年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：(公財)日本眼科学会  

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  • 特集にあたって

    小早川 信一郎, 鈴木 崇

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   27 ( 2 )   173 - 173   2013年6月

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    記述言語：日本語  

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  • 術中 前房内投与・結膜下注射・灌流液など薬物にかかわること

    小早川 信一郎

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   27 ( 2 )   182 - 184   2013年6月

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    記述言語：日本語  

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  • 眼合併症のある眼内レンズ混濁症例に対する眼内レンズ交換について

    永原 幸, 井上 真, 太田 俊彦, 小早川 信一郎, 塙本 宰, 山根 真

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   27 ( 1 )   123 - 129   2013年3月

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  • 学術展示「その他」 網膜細動脈瘤に対してベバシズマブ硝子体注射単独治療が著効した1例 (第51回日本網膜硝子体学会総会(2))

    松本 直, 片山 雄治, 小早川 信一郎

    眼科臨床紀要   6 ( 9 )   744 - 747   2013年

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：眼科臨床紀要会  

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    その他リンク： http://search.jamas.or.jp/link/ui/2014129403

  • シャイエ (Scheie) 手術後の成熟白内障に対する手術

    小早川 信一郎, 鈴木 久晴, 徳田 芳浩, 松島 博之

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   26 ( 1 )   111 - 116   2012年3月

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    記述言語：日本語  

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  • 眼内レンズ嚢内脱臼後に Capsular Tension Segment を使用して整復した1例

    長村 洋徳, 小早川 信一郎, 田中 久美子, 有村 哲, 杤久保 哲男

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   25 ( 2 )   223 - 227   2011年6月

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    記述言語：日本語  

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  • 白内障手術と感染症

    小早川 信一郎

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   25 ( 2 )   169 - 172   2011年6月

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    記述言語：日本語  

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  • 虹彩付き眼内レンズを縫着した穿孔性眼外傷による無水晶体, 広範囲虹彩欠損の1例

    長岡 朋子, 小早川 信一郎, 有村 夏来, 杤久保 哲男

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   24 ( 2 )   298 - 303   2010年6月

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    記述言語：日本語  

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  • エキスパートに聞く

    小早川 信一郎

    IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌   23 ( 3 )   423 - 428   2009年9月

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    記述言語：日本語  

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  • Biofilm formation by Enterococcus faecalis on intraocular lens material

    S Kobayakawa, MS Gilmore

    INVESTIGATIVE OPHTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE   45   U352 - U352   2004年4月

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    記述言語：英語   掲載種別：研究発表ペーパー・要旨（国際会議）   出版者・発行元：ASSOC RESEARCH VISION OPHTHALMOLOGY INC  

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  • オクラホマ便り(世界の研究室から(33))

    小早川 信一郎

    東邦醫學會雜誌   51 ( 2 )   129 - 130   2004年3月

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    記述言語：日本語   出版者・発行元：東邦大学  

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  • In vitro adherence to intraocular lenses and hemolysin of Enterococcus faecalis strains

    T Tochikubo, M Kimura, S Kobayakawa, Y Okajima, Y Katayama, A Tsuji

    INVESTIGATIVE OPHTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE   44   U340 - U340   2003年5月

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    記述言語：英語   掲載種別：研究発表ペーパー・要旨（国際会議）   出版者・発行元：ASSOC RESEARCH VISION OPHTHALMOLOGY INC  

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  • Drug delivery intraocular lens

    S Kobayakawa, K Tanaka, A Tsuji, H Watanabe, Y Tanahashi, T Tochikubo

    INVESTIGATIVE OPHTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE   44   U523 - U523   2003年5月

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    記述言語：英語   掲載種別：研究発表ペーパー・要旨（国際会議）   出版者・発行元：ASSOC RESEARCH VISION OPHTHALMOLOGY INC  

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  • Bacterial colonization and proliferation in anterior chamber with visco-elastic substance in rabbits

    K Tanaka, S Kobayakawa, T Oshida, T Tochikubo, A Tsuji

    INVESTIGATIVE OPHTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE   43   U1274 - U1274   2002年5月

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    記述言語：英語   掲載種別：研究発表ペーパー・要旨（国際会議）   出版者・発行元：ASSOC RESEARCH VISION OPHTHALMOLOGY INC  

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産業財産権

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 病院内温水洗浄便座装置の細菌汚染に関する調査研究

    研究課題/領域番号：23590816  2011年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小林 寅吉, 金子 明寛, 金山 明子, 長谷川 美幸, 小早川 信一郎

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    配分額：4940000円 （ 直接経費：3800000円 、 間接経費：1140000円 ）

    大学病院における292台のトイレ(ノズル温水噴出部位、座面)より試料を採取し、細菌を検出した。黄色ブドウ球菌は1台のノズルと9台の座面より検出され、うち2台の検出株はMRSAであった。緑膿菌は6台のノズルより検出されたが、いずれも薬剤耐性緑膿菌ではなく、遺伝子学的関連は認められなかった。CTX-M-9型ESBL産生大腸菌が1台のトイレの両部位より検出され、同一遺伝子型を示した。
    病院において患者が使用するトイレの温水洗浄装置は、MRSA、ESBL産生株を含む糞便由来細菌に高頻度に汚染されていることが明らかとなった。複数患者が同一装置を使用することによる抗菌薬耐性株の院内への拡大が懸念された。

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